納豆とキノコのなめろう風

『なめろう』とは千葉県の房総半島の郷土料理で、アジやイワシ等の青魚を捌き、味噌やネギ、しょうが等と一緒に粘り気が出るまで包丁でたたいて作る豪快な漁師飯をいいます。
この『なめろう』という言葉の由来は諸説あって、『叩いたことで出る粘り気の食感から』や『その美味しさで皿までなめた』など、面白い説があります。
漁師が船上で捕れたて新鮮な魚をその場で捌いて作る料理、さぞかし美味しいことでしょう。
今回はそんななめろう風な、きのこと納豆を使ったレシピです。
納豆は言わずと知れた日本の伝統的な発酵・健康食品ですが、この料理は納豆好きにはたまらない、まさに皿に残ったものまでなめたくなる美味しさ。
ご飯のお供に、お汁に、酒のつまみに、何でも合います。
このレシピのポイントは納豆をすり鉢で潰し、まずよくかき混ぜること。
これが意外と大変な作業で、手がつりそうになります(^_^;)
彼の有名な、芸術家であり、美食家でもある北大路魯山人は納豆を食べるとき400回もかき混ぜたとか。(本当かどうか謎ではありますが・・・)
実際に農林水産省食品総合研究所の実験によると、かき混ぜる回数によって旨味成分であるアミノ酸が300回で2.5倍、甘味が400回で4.2倍も上昇するようです。
但しこれ以上混ぜても成分は上がらないようですので、300~400回くらいがベストでしょう。
納豆を食べる時はまずはよくかき混ぜて、その後調味料を入れたほうが美味しくなるようです。
お料理は手間を惜しまず、それが美味しさの秘訣ですね。

☆調理時間:30分程度
☆材料:3、4人分
 
 ・納豆・・・2パック
 ・エノキ・・・50g
 ・シイタケ・・・2,3個
 ・細ネギ・・・1本
 ・味噌・・・大さじ2
 ・白練りごま・・・小さじ2
 ・白炒りごま・・・適量
 ・からし・・・お好み

1.納豆はすり鉢等で擦りつぶし、しっかりとかき混ぜる。
2.シイタケは頭と軸に分け、軸の石付きの部分は切り取る。エノキも石付きの部分を切り取る。細ねぎは小口切りにする。
3.シイタケ、エノキをフライパンで焼いてから、包丁でたたいて細かく刻む。
4.納豆、きのこ、ネギ、その他調味料を混ぜ合わせて完成。

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