自然薯団子入りレンコン汁

お正月3日目には「3日とろろを食べれば風邪をひかない」という言い伝えがあり、健康長寿を祈願して1月3日にとろろ汁を食べる風習があります。
山芋は山薬ともいわれ、古くから滋養強壮の食材として用いられてきました。
江戸時代の儒学者・貝原益軒は「とろろ汁折々少し食すれば脾臓(ひぞう)の薬,気虚を養う」 といい、「気虚を養う」とは元気を充実させることです。
山芋はお米の歴史よりも以前、縄文時代から食べられていたといわれます。
山芋といっても自然薯、長芋、大和芋などの種類があって、自然薯は日本の在来、長芋や大和芋は大陸から伝わった外来種のようです。
山芋のなかでも、自然薯は粘りや風味も格段に違います。
とりわけ天然物は貴重です。
静岡では自然薯は馴染み深い食材ですね。
本山自然薯など、栽培されている農家さんも多くスーパーで気軽に購入でき、また丸子のとろろ汁も有名ですよね。
ちなみに彼の家康公も健康のために、山芋と麻機レンコンを1対1で擦り合わせ、とろろ汁として食していたようですよ。
今回のレシピはレンコン汁に自然薯のもちもちの団子を浮かべた、とても元気のでる美味しいスープです。
山の神様からの贈り物、山芋を食べて今年も元気にすごしましょう。

☆調理時間:30分程度
☆材料:2人分

 ・自然薯・・・100g
 ・出汁・・・400cc
 ・レンコン・・・50g
 ・にんじん・・・30g
 ・マイタケ・・・20g
 ・醤油・・・小さじ2
 ・刻みねぎ・・・適量
 ・白ゴマ・・・適量

1.にんじんは短冊切り、マイタケは石付をとり、適当な大きさにほぐす。
2.鍋に出汁、にんじん、マイタケを入れ、火にかけ、煮立ったら2、3分煮る。
3.レンコンをすりおろして2に加え、とろみがついてきたら、すりおろした自然薯をスプーンで丸めて、鍋に入れる。最後に醤油を加えて味を調え、火を止める。
4.器に盛り、刻みネギと軽くすった白ゴマを添えて完成。

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